Android2.2へのバージョンアップをやっとこさ果たしたLYNX 3DことSH-03C。
Android2.2でのshell root取得もできたというところで、プリインストールアプリ含め特定のアプリを無効化する方法を厳かに紹介したいと思います。
不要だから無効にしてしまえばいい・・そんな短絡的思考でごめんなさいね!?
突如発生するPromise Mailの強制終了アラート
まずは今回の作業を行うこととなった経緯を書きたい。
SH-03Cユーザーの方は、念願のAndroid2.2で謎の不具合に遭遇していないだろうか。
そう、言わずもがな「Promise Mailが強制終了しました」アラート(不具合と言ってもいいだろう)だ!
とりあえず削除したいところだが、Promise Mailはプリインストールアプリなので削除することができない。
しかもこの不具合、Promise Mailを使っていないにも関わらず発生する。
起動時に発生しやすいが発生しないこともあるし、起動時に発生したあと、しばらくすると再度発生したりと非常に神出鬼没な憎いヤツなんだ。発生のタイミングは謎めいている。
あまりにも目障りなこのアラートとおさらばすべく無効化への道を見つけたというわけさ。
・参考にしたサイト紹介「ELISEとか好きだからー!!」
http://yoshielise.blogspot.com/2011/03/android.html
ありがとうございます!
アプリ無効化の手順
ところで今回の作業はroot権限(shell rootでもOK)が必須となる。
今回はshell rootでの手順を紹介しよう!
PCから操作した方が何かと便利だとは思うよね。
ちなみに、「無効化」するだけなので削除はされない。
また、自動起動もしなくなり常駐することもなくなる。
そしてアプリ一覧からも見えなくなる。
もちろん元に戻すことも可能だ。
また、Android共通のコマンドなのでSH-03Cに限らず全てのAndroidで使える方法だと思う。(たぶん)
やるのであれば端末の文鎮化、補償も無くなっても良いというリスクを考えなければならない。よくわからない人は手を出してはいけない。
何か失敗しても自分自身で解決(自己責任)しましょう。
shell rootの取得
まずは言わずもがなshell rootを取得する。
下記の記事を参考にすればshell rootが取得できるはずだ。
shell rootさえ取得できればあとは大した作業ではない!
無効にしたいアプリのパッケージ名を確かめる
無効化するためにはアプリ名ではなくパッケージ名を調べる必要がある。
Androidにインストールされているアプリのパッケージ名一覧を表示するコマンドがあるので、それを使って調べてみよう。
※パッケージ名一覧を調べるにはコマンドプロンプトを起動(「windowsキー」+「R」→「cmd」)し、「adb shell」してからコマンドを打ち込むこと!
このコマンドを打ち込むとズラズラとパッケージ名が表示されるはずだ。
無効化コマンドを流し込む
パッケージ名が判明したら、あとはコマンドプロンプトから無効化のコマンドを流し込むだけの楽チン作業。
コマンドを打ち込んだ後に再起動すると、そのアプリが見事に見えなくなる。
(もちろん自動起動もせず常駐もせず起動することもできない。)
※「pm disable 【パッケージ名】」はshellでrootユーザーになっている状態でなければ無効化できないので注意だ。
例えばプリインストールされているTwitterアプリを無効化するなら、こうだ。
ちなみに私は下記のコマンドを流し込んだ。
pm disable jp.co.anchorz.android.pmail
pm disable jp.co.millmo.rota.apps.d.sh.book
pm disable jp.co.millmo.rota.apps.d.sh.media
pm disable jp.co.millmo.rota.widget.d.sh
pm disable jp.co.sharp.android.mixiappmanager
pm disable com.nttdocomo.android.phonebookcopy
pm disable com.dataviz.docstogo
pm disable com.google.android.apps.genie.geniewidget
pm disable com.nttdocomo.android.startupguide
pm disable jp.co.sharp.android.sharpwidget
上から順に、10アプリを無効にしたんだ。
・Twitter
・Promise Mail
・millmo系
・mixi for SH
・電話帳コピーツール
・DocumentsToGo(試用版)
・天気とニュース
・スタートアップガイド
・メーカーサイト
参考としてPromise Mailを無効化した時の画像を載せておくよ。
無効化したアプリを元に戻す(有効化)
元に戻すには「disable」と打ち込んだところを「enable」に変更するだけだ。
※disableと同じくrootユーザーでなければ実行できない。
いつもの一言
余談だが常駐がうっとうしいのでコンテンツマネージャーを無効にしたこともあるが、どうやら設定と連携しているらしく、着信音が変更できなくなったりしたので、コンテンツマネージャーは無効にしない方が良いだろう。
そうそう、端末単体でrootが取得できる個体であればTitanium Backupというアプリがあるのでそれを使って凍結させてもいいだろう。
ところで、GmailやマーケットなどAndroidに最低限必要なアプリ以外のプリインストールアプリは、おそらくメーカーの宣伝枠だったり大人の事情であったり、キャリアとメーカーの事情であったりと、そういうことだと言う予感がします。
しかし、Promise Mailに限らず、使うかどうかもわからないものをプリインストールし、不具合を持っているうえ消すことができないという仕様はいかがなものか。
「いかがなものか。」と語りかける口調で書いたが、はっきり言ってユーザーの利便性を完全に無視した最低の仕様だよ、コレ。
レンタルじゃあるまいし勘弁してくれよ、まじでさぁ。
それにこういうことが起きてると宣伝どころかPromise Mailの印象も悪くなると思うよ。
なぜならプリインストールで入っていて、消せないし、しかも不具合アラートを頻発してくるし、2.1の時は常駐してたし。
Promise Mailが悪いわけでもなかろうに・・
また、SH-03C発売の時にも書いたけど、映画の予告編動画とかをsystem領域に配置しておくなど、常軌を逸した行動としか思えない。
何度も言うけどPromise Mailが悪いわけではない。
宣伝をするのは構わんが、端末スペックとのバランスをよ~く考えてモノづくりをしてほしい。
まったくもってそう思うよ。
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