ひょんなことから知った「ムービープラス」というCSのチャンネルを観たかったので、BS/CSアンテナを自力で設置してみました。
もちろんWOWOWもセットで注文。連続ドラマWの「さまよう刃」が観たかったんです。
さて、4K、8Kの放送も今のところはBS放送のみ。
つまり4K放送を見るならBS/CSアンテナが必要ですよね。
そんなBS/CSアンテナを自力で設置したので、その方法などを紹介します。
BS/CSアンテナとは
さてBS/CSアンテナとは何か?
・・というところから説明したい。
NHKなんかを観ているとふいに番組の宣伝に「BSプレミアム」とか「BS 4K」という言葉が出てくるよね。
テレビでも度々CMが放送されている「スカパー!」や「WOWOW」。
これらはいわゆる衛星放送。一般的な地デジとは違い、テレビ塔などからの電波ではなく宇宙にある人工衛星を経由する電波。
なかなか嗜好性の強いチャンネルなどもあり、そこでしか観られない映像も多い。
いわゆる専門チャンネルもある。
そして何より、最近の番組や映像は地デジよりも高画質なものが多い!(気のせい?)
いわゆる4K放送も現在はBS/CSでしか観ることはできない。
そう、4Kテレビが主流の今、4Kテレビの能力を最大限発揮させるにはBS/CS放送が不可欠。
何よりも魅力的な番組が多いんですよ!
これらの衛星放送チャンネルは普通には観ることができない。
ではどうやって観るのかというと、BS/CSアンテナを自宅ベランダの柵部分や手すりなどに設置すれば観ることができるようになる。
私も詳しくはないけど、BS/110度CSアンテナとも呼ばれている。
BSアンテナを設置したい
そのアンテナをどう設置するかというと、専門業者やスカパー、家電量販店に依頼するという方法もあるけど、自分自身でBSアンテナを設置することもできる。
ちなみに工事を専門業者に依頼すると、費用として10000円くらいから30000円くらいまでかかる。
さらにアンテナ代も別で必要。
スカパーに申し込むとスカパーアンテナサポートというアンテナ設置サービスがあるけど、10180円かかるし1年間のスカパー継続利用が条件となっているんだよね。
https://www.skyperfectv.co.jp/guide/support/antenna/
そんなわけで、自力でBS/CSアンテナを設置しようと思ったわけなんです。
自分で設置した方が後で自由に調整もできるし、違う場所への設置し直したりしたい時も自由にできるしね。
設置の仕方はとても簡単だった
やってみたら設置するのはとても簡単だった。
まずは以下の必要なものを揃える。
- アンテナ本体
- 長い同軸ケーブル(アンテナ付属してた)
- 短い同軸ケーブル(設置する環境で長さを選ぶ)
- 隙間ケーブル
絶対に必要なものはBS/CSアンテナ。
私の場合は以下のような商品を揃えた。
アンテナはマスプロの4K、8K対応のアンテナを購入した。
これならアンテナ本体だけでなく、同軸ケーブル、取付用金具までもがセットになっている!
同軸ケーブルは15mという実用的な長さ。長すぎると思うかも知れないがベランダに設置して壁沿いにケーブルを敷いていくなどを考えると、思いのほか結構な長さが必要になる。
アンテナは割とケーブルがセットになっているものが多いけど、単品のものもあるので購入の際は注意してほしい。
さすがに壁に穴を空けたり、エアコンの室外機が使っている穴を使うのは難易度が高いので、ベランダサッシの隙間を通せる隙間ケーブルも購入。
それと短い同軸ケーブル(1m)も購入。これはアンテナと隙間ケーブルとの間に接続する。
私は深く考えず両端がストレートのものを購入したが、片方がL型のケーブルの方がアンテナ側がすっきりさせられそう。ベランダとは言え屋外なので、同軸ケーブルは絶対にネジ式のタイプでガッチリ締めた方が良いと思う。
この隙間ケーブル、意外と厚みがあってどうかと思ったけど、使ってみたら問題無くサッシの隙間に収まった。
とは言っても、頻繁に開け閉めしない場所の方が良いだろうさ。
このあとテレビのCS用端子に長い同軸ケーブルを接続する。
配線の順番としては「アンテナ」→「短い同軸ケーブル」→「隙間ケーブル」→「長い同軸ケーブル(アンテナに付属の15m)」→「テレビ」のCSと表示のある端子へ接続する。
テレビにBS/CSチューナーが搭載されていなければ、別途BS/CSチューナー必要になるので注意。
我が家のテレビは昨年4Kテレビに買い替えていたので、テレビにBS/CSチューナーが内蔵されていたのでチューナーは購入しなかった。最近のテレビはBS/CSチューナー付きのものが多そう。
続いて設置した様子をご紹介!
BSアンテナ設置場所の様子
それでは早速、設置した様子を紹介しよう!
写真のように設置した。
近所のマンションなんかを観てみると、やはりベランダの柵に設置している家庭が多い。
ベランダの柵の方が電波をキャッチしやすいかも知れないが、色々調べたところ午後2時、3時頃に直射日光が当たる場所なら衛星放送の電波をキャッチできるということだったので、私の場合はベランダの内側に木製の頑丈な棚が置いてあるのでそれに設置してみた。
理由は、このBS/CSアンテナというものは大雨や雪などの天候に影響されるということで、雪が積もらなくて雨もかかりにくい場所にした、というわけだね。
知人から聞いた話だが鳥がとまったりしても映像が途切れたり乱れたりすることもあるらしい。
そして設置金具はこのような取り付けになっている。この金具自体はある程度は適当に取り付けても良いと思うが、棒部分がなるべく垂直になるように取り付けた方が良い。
次は取付金具にアンテナを設置する。
アンテナの裏側の部品でアンテナ自体の上下角度を調整できる。これは取付金具を垂直にできていれば、書いてあるとおりの地域のところでガチ固定で良いと思う。
アンテナと隙間ケーブルを接続。
端子のネジをがっちり固定し、隙間ケーブルに付属していた防水カバーとやらを被せた。さらにその上から念のためビニールテープをグルグルに3重巻きくらいの気持ちで巻いておいた。アンテナがわと隙間ケーブル側の両方を同じように防水対策してみた。防水テープも販売されているので、本当はこれも巻いた方が良いかも知れない。
最後にアンテナの左右の向きを変えつつ、信号強度や信号品質が「推奨」の領域に入るようにアンテナの向きを調整する。
テレビにもよるが、画面を観ながら調整が必要になる。
ちなみに衛星の場所は日本の場合は南南東と決まっているので、適度に南南東に向けた状態で向き調整を開始すれば良い。
ぶっちゃけ、近隣の住宅のBS/CSアンテナの向きと同じにすればだいたい入る。
日本アンテナが公式アプリとして「BSコンパス」というアプリも公開してるので、それを使っても良い。
それとテレビ画面の信号強度と信号品質だが、角度や向きで多少上下するが、一番良い状態の時とギリギリ推奨内の時も画質は変わらなかった。
我が家の配線の長さとか環境、単純に私の気のせいかも知れないが・・。
まぁ推奨に入っていれば良いと思う。
結果として電波のキャッチ具合は全く問題無く超高画質でBSとCSのチャンネルを観ることができた!
BS/CSアンテナを自力で設置するのにかかった費用
そして気になる費用は以下のとおり。
- アンテナ本体:6650円(税込)
- 短い同軸ケーブル:488円(税込)
- 隙間ケーブル:2830円(税込)
合計で9968円!
なんとギリギリ1万円以内で収まった。
数万円かけてプロに工事をお願いするのも安心感という意味では全然ありだとは思うが、自分で自力で設置するのも楽しいですよ!!
いつもの一言
結果として大満足!!!
それに思いのほか簡単だった。
映画とかドキュメンタリーとか好きな人は絶対にいいと思う。
4Kのチャンネルは明らかに地デジよりも高画質。
割と圧倒的な感じ。
この高画質感はすごく良い・・。
地デジって実は元の映像が4Kじゃないので、4Kテレビで観るとどうしても引き延ばしてる感を感じてたんだよね。
スカパーのこともよくわかっていなかったけど、特定のチャンネルを個別で契約するなら、1チャンネルあたり月額数百円程度のものばかり。
これは新たな映像のルートを観つけた!って感じ。
2020東京オリンピックもNHKが4Kでの放送をしそうだし、この高画質感は非常に期待に胸が膨らむ。
そうそう、マンションやアパートなど集合住宅に住んでいる人は、建物によっては共同アンテナというものが設置されていて、分波器というものでテレビの信号を分けるだけで観られる場合もある。
動画配信サービスも良いけど、衛星放送も良い。
4Kも良いが、今後は8Kの放送もおそらくスタートする。
こういった高画質のテレビ放送は地デジの電波では帯域が厳しいらしいので、そうなるとますます衛星放送が飛躍的に進歩するかも?
果報は寝て待ちましょう!
ところで、今回BSアンテナを設置するきっかけにもなったWOWOWドラマの「さまよう刃」・・。
内容の感想などは別で書きたいけど、娘さんのいる父親は閲覧禁止レベルの内容。悲しくも感情移入しまくりで深くえぐります。
原作は東野圭吾さんの作品で、過去に寺尾聡さん主演で映画化されている。
さらに韓国版リメイクもあり、現在は連続ドラマW(WOWOW)で放送中。
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