未だ新型コロナウィルスなど世間でも暗い話題が多いですが、2020年4月8日、ついに国内では第4のキャリア、携帯会社として楽天モバイルがサービス開始しました!
私自身も申し込んで数日使ってみたので、何回かの記事にわけて楽天モバイルの楽天UN-LIMITの料金プランや内容、実際の使用感など紹介していきたいと思う。
自社回線としてスタートする楽天モバイル
先日「ガイアの夜明け」でも放送していたが、あの通販サイトで有名な楽天がサービス提供を開始したんだ。
今までのような「格安SIM」ではなく「携帯会社楽天モバイル」としてのサービススタート。
自社でアンテナを建て、エリアをこつこつと拡げ・・すごいことだと思う。
さて、料金プランはかなりインパクトがあるので詳しく紹介したいと思う。
料金プランはシンプルな一択
料金プランは一つだけです。
その名も「楽天UN-LIMIT」。
読み方は『らくてんあんりみっと』ですね。
まずは毎月の料金!
毎月の料金は2980円(税抜)のみ。
電話もネットも込みでこの金額だ。
電話代はいくらなのか
上記の毎月の料金2980円に含まれているので国内通話無料!
条件はあるがどこにかけても2980円という月額料金以上の、電話代はかからない。
ただし、ナビダイヤルや国際電話は相手方からの請求がかかるので、都度電話代がかかる。
→楽天モバイル かけ放題プラン スタート!
ネットの料金はいくらなのか
上記の毎月の料金2980円に含まれているのでデータ通信も無制限、使い放題。
つまりどれだけ通信し、ギガを使いまくっても毎月の料金である2980円以外の別料金は一切かからない。
※ただし通信速度に関しては条件がある。
内容はわかりやすいシンプルなプラン
シンプル過ぎるくらいにシンプル。
内容としては条件はあるが全て込みで定額、というまさに理想的なプラン。
これ一択だし、電話かけ放題なのでゴチャゴチャとオプションやらファミリーやらを考えなくて良い。
シェアするとかしないとかも考えなくて良い。
詳細を表にしました。
国内通話無料とデータ通信速度の条件
ここで言う条件も紹介しよう。
これまたかんたんシンプルです!
・国内通話無料→Rakuten Linkアプリで発信すること
・高速データ通信無制限→楽天回線エリア内の通信
この2つだけです!
ちなみに2020年4月17日現在はなんと先着300万人まで1年間無料(!)というキャンペーンを実施している。
相当に強気なキャンペーンだ。
デメリットはあるのか
あります。
まだ開始したばかりなので、「楽天回線エリア」がとにかく狭い。
はっきり言って日本国内で考えても使える場所が限られている。
だが、楽天回線エリア外ではau回線エリア(パートナー回線エリア)が使えるので致命的な問題ではないんじゃないかな。
au回線エリア(パートナー回線エリア)では高速通信が使えるギガは2GBまで。それ以降は128Kbpsにはなるが使い続けることが可能。
ちなみに4月22日以降、au回線エリアでの高速通信が使えるギガは5GBに上がり5GB以降は1Mbpsで使えるようになる!
※2020年4月17日現在、パートナー回線エリア(au回線ローミング)は新型コロナウィルスの関係もあって楽天回線エリア外への外出ができないので私自身での検証ができていないです。申し訳ない!!
現状の楽天回線エリアは公式サイトで確認できる。
・楽天モバイル「通信・エリア」
https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/?l-id=gmenu_area
※キャリアのスマホをSIMロック解除して楽天モバイルで使う場合、APN設定が必要。これは別記事でまた紹介予定。
※パートナー回線エリアで使えるようにするためには設定で「データローミング」を有効にしないといけないかも。これは試せてないが、繋がらなかったらやってみてほしい!
※2020年4月22日現在、「0120」「0800」などのフリーダイヤルへの発信ができない?私自身の端末(HW-02L)の問題なのか楽天UN-LIMIT自体の問題なのか、近日中に検証します!!
ドコモ版HUAWEI P30 Pro(HW-02L)で使う時の注意
様々なパターンを試した結果、HW-02Lで使う場合のできるできないを紹介します。
通話(RakutenLinkログイン状態)
RakutenLink:OK/OK(フリーダイヤルへの発信不可)
電話アプリ:不可/不可
※つまりRakuten Linkの「アプリとしての通話機能」だけが使える。Lineでフリーダイヤルに電話できないのと同じようなことだと思う。
通話(RakutenLinkログアウト状態)
RakutenLink:-/-
電話アプリ:不可/不可
SMS(RakutenLinkログイン状態)
RakutenLink:送信可/受信可
プラスメッセージ:送信可/受信不可
SMS(RakutenLinkログアウト状態)
RakutenLink:-/-
プラスメッセージ:送信可/受信可
その他
データ通信は問題無し。
パートナーエリア回線は未確認。
なぜこんな微妙な動作になってしまうのか
どうやら楽天モバイル(楽天UN-LIMIT)の仕様として、VoLTEが対応していることが必須なんだけどHW-02Lの場合、ドコモ以外のSIMカードを入れて使う場合、VoLTEを常時オンにできない。
調べてみると中華系のスマートフォンでは「国」と「キャリア」の組み合わせによってVoLTEを有効にできるできないの判断をOSレベルで組み込んでいるというような事情があるらしく、それが原因の気がする。
そういうわけでHW-02LではVoLTEを常時onにできない。
正確にはオンにすると一瞬だけVoLTEであることを示す「HD」アイコンが通知バーに表示されるがすぐに消え、設定のVoLTEもオフになってしまう。
OSのアップデートで「日本で楽天UN-LIMITの場合にVoLTEを有効にできる」という修正だったり対応することがあれば、使えるようになる可能性がある・・かも知れない。
しかし、HW-02Lがドコモブランドであり、HUAWEIが世界的にはGoogleを使えないという状況であることを考えると、HUAWEIがわざわざ楽天UN-LIMITのためにドコモブランド用のOSを調整するとも思えない。国内でSIMフリーとしても展開していないし。HUAWEI P30 liteなんかのOSをりゅうようできるであろうことは容易に想像できるが、ドコモに隠れて適用することも考えにくい。結局ドコモが何のメリットも無い楽天UN-LIMITを許可しない限り、HW-02Lを楽天UN-LIMITで通話をまともに使うことは未来永劫、不可能ということになる。
ちなみに通話アプリからの隠しメニューを操作したりsetpropなどコマンドをゴリ押しするのとかも一切できなかった。
まぁHW-02Lを楽天モバイルで使おう!・・なんて人も少ないけど、共通点のある中華系スマートフォンを使いたい人には使えるか使えないかの判断には役立つかも知れない。
楽天モバイルで本体も販売しているし他社スマホも使える
ついに自社サービスを開始した楽天モバイルだけど、未だ「格安SIM」みたいなイメージもあるかも知れない。
しかし携帯電話会社らしく、ちゃんと携帯本体も販売している。
もちろん分割購入も可能。
楽天モバイルの製品ページで確認できる。
Rakuten Miniなんかは超絶小型でインパクトあるよね。
ちなみに私はドコモのHW-02L(HUAWEI P30 Pro)をSIMロック解除して使っている。楽天回線エリア内であれば全く問題無く使えている。
使うスマートフォンの対応している周波数によって楽天回線が使えるかどうか、と問題もあるのでこれは別記事で説明します。
※2020年4月17日現在は新規契約/乗換と同時の購入のみできるようになっている。後々は機種変更もできるようになるのかな?
SIMカードの種類を紹介
やはり携帯なのでSIMカードを使うことになる。
そのSIMカードも以下のとおり楽天モバイルでは全種類、取扱いがある。
- ・SIMカード
- ・micro SIMカード
- ・nano SIMカード
- ・eSIM
SIMカード/micro SIMカード/nano SIMカードは単純にサイズが違うだけ。
「eSIM」というものは内蔵型のSIMカードで、設定画面で契約情報などを設定することで通信できるようになる仕組み。
申し込みはSIMカードかeSIMかを選択するのだが、「SIMカード」を選択した場合に実際に送られてくるSIMはこれだ。
一枚で全てのサイズのSIMカードに対応していて、使うスマートフォンやタブレットが対応しているSIMカードのサイズにくり抜いて使えるようになっている。
ちなみに楽天モバイル的には「マルチSIM」という言い方をしている。
キャンペーンが強烈です
始まったばかりのサービスだから、ということかはわからんがとにかく2020年4月17日現在、キャンペーンがとにかく強烈です。
いま実施されているキャンペーンは以下のもの。
- ・先着300万人まで月額料金1年間無料
- ・最大20800ポイント還元
どれも楽天モバイル公式サイトで確認できる。
いつもの一言
「詳しくは公式サイトで」みたいなことを書きたい気もするけど、私の記事の方がわかりやすいよね?(自画自賛)
これでも構成や書き方、を工夫しているつもりだ・・ッ!!
これからもわかりやすい説明をモットーに紹介していこうと思う。
さてさて、「第4の携帯会社」・・って言うとでも実際にはかつてイーモバイル(今はワイモバイルとしてソフトバンク傘下)があったわけだけど、こういう話題はいいよねぇ~。
新しい時代が始まるかのようなワクワク感があると思うんだよね。
そしてプランも一択。
潔さの塊かよッ!?
日本の携帯市場ではまだまだ対面接客を求めるユーザーも多いだろう。
そこは実店舗が少ない分、わかりやすいプラン一種類のみ、無駄な選択を省いて内容もシンプルにしたってことかな?
新たなチャレンジとしてすごく良いね。
MVNOの時の楽天モバイルよりも50倍くらいわかりやすいし、シンプル。
それにしても、すごい。
本当にすごいッ!!
あくまでも楽天グループのいくつかのビジネスの中の一部門だからこその強気なスタイルかも知れない。
だが、借り物のサービスではなく自社でアンテナを建て、腰を据えて展開していこう!
・・というとてもポジティヴな雰囲気を物凄く感じます。
楽天にとって「携帯」事業がメインとなる日はなかなか来ない(メインにしない方が良いと思う)だろうけど、応援したい。
新型コロナウィルスでどうなるかわからない状態になってきてしまったけど、必ず解決する!
それまでがんばりましょう!
コメント