去る2011年4月16日、名古屋某所にてとあるイベントが開催されていた。
その名は「Sony Ericsson ”Create Tour 2011” in NAGOYA」。
今回、なんとその「Sony Ericsson ”Create Tour 2011” in NAGOYA」に参加することができたので、その時のことなどをそれとなく紹介します。
名古屋では少ないAndroid関連イベント
主な内容はXperia arcのタッチ&トライイベント。
参加者全員におさわりし放題の「Xperia arc」と、何台かの「Live View」が用意されていた。
プレゼンターはSony ericssonさんのスタッフの方々、その中のTimeScapeを開発されている方、地元名古屋市からは「つ部」こと、Android名古屋つくる部の方々。
プレゼンターはそれぞれ思いのたけを炸裂させていた。
当日の流れ
1.Xperia arcの紹介
プロジェクターを使って、Xperia arcの魅力を大胆に紹介していた。今回、カメラに搭載された「Exmor R」のことも。
ところでこの「Exmor R」、すこぶる良い感じだ。
さすがはSonyイチ押しの画像処理エンジン。
実際使ってみて思うが、Xperia arcのカメラ機能は目を見張るモノがある。
余談だが標準のカメラアプリの設定項目が少ないのが非常に残念なところ。
ISOやWBの設定を、もう少し詳しくできれば「Exmor R」がもっと活きそうな気がする。
こればっかりはプリセットでもいいからもうちょっと欲しかったと思う。
2.TimeScape Extension Development Kit(EDK)の紹介
前回、重いだの電池が減るだのと残念な評価が多かった「Timescape」。
Xperia arcではこの「Timescape」がひとつのアプリとして独立した。
そしてSony Ericssonは、今回なんとそのTimescapeの拡張アプリ(エクステンション)を誰もが自由に開発できるよう、仕様の一部を公開した。
さらに、Timescape用の開発キットとして、「TimeScape Extension Development Kit(Timescape EDK)」というものも用意している。
上手く「Timescape EDK」を活用すれば、RSSやメールなど、自分の好きな情報をTimescapeに表示させることができる。
個人的には、今回のイベントの根幹となるものだと感じた。
そうそう、IMONIの作者さんとかが上手く使ってくれたら、iモードメールを連携できるかもね。
そしたら有料でも欲しいなぁ・・
3.名古屋Androidつくる部によるアプリの発表
インストールしたこともある有名なアプリもいくつかあった。
紹介されたアプリを紹介しよう。
紹介されたアプリたち
・iTunesを操作するアプリ
・通話履歴PRO
・Galaxy Laser2
・ぽぽぽぽーん
・バーコード検索
・体重管理
・PAPI JUMP
・ACTION POTATO
・GINGERBREAD DASH
…などなど。
個人的にはiTunesを操作するアプリは、非常に興味が沸いた。
こういった技術があればiTunes以外にも色んな応用ができそうだ。
また、「ぽぽぽぽーん」などもなかなかセンセーショナルなアプリだった。
ちなみに「ぽぽぽぽーん」はAppInventorで作成しているとのこと。
4.自由にタッチ、そしてトライ!
タッチ&トライでは先ほども書いたように、参加者一人に一台の「Xperia arc」とテーブルごとにSony Ericssonの「Live View」を触ることができた。
「Live View」はXperiaなどと連携し、メールを見たりFacebookの情報が閲覧できたりできるという「バックトゥザフューチャー」に出てきそうな近未来型アイテム。
携帯端末との接続はBluetoothで行われる。
大きさは腕時計のベルトを外した本体部分ほどもサイズでコンパクトだ。
別売りで腕時計的に装着するためのベルトも販売されている。
通常、日本では購入できないので楽しみにしていたが、携帯端末側にあらかじめ入れておく必要があり何もできず・・。
ただしニュアンスだけは掴んだつもりだ!
ちなみに、expansysなどのサイトでは購入可能だ。
Live Viewを腕に装着し、NikeのAir McFlysを履きこなせばマイケル・J・フォックス氏の気分を味わえるかも知れない。
いつもの一言
ところどころでBRAVIAとXperia arcのHDMI接続での美麗すぎるムービーを少し満喫できたりと、時代の流れを否が応にも身体で感じざるを得ないイベントだった。
BRAVIAに限らずHDMI接続は端末画面のイメージや動きをそのままテレビ画面に表示することができるため、プレゼンや発表に超最適だしスマートだ。
今後発売されるAndroid端末にはHDMI出力は是非とも標準装備してほしいところ。
他の地域での様子はわからないけど、開催規模を考えると、名古屋ではあまり「Androidアプリ開発」というファクターが盛り上がっていないのかも知れない。
なにはともあれ、こういうイベントに参加したのは初めてだったけれども、良い体験になったと思う。
悲劇を除けば・・
悲劇は繰り返される
そんな楽しいイベントだったが、二つの「悲劇」が私を襲った。
一つ目の「悲劇」、それは「遅刻」だ。
若干の遅刻を喫してしまったのだ。
すでにプレゼンが行われる中、ふいにこんなことを思った。
「ヒーローは遅れて現れる」
そんなことを思ってしまった私を 神 主催者は何と思うだろうか。
間違ってもそんなこと言っている場合ではないことは火を見るより明らかだったのは言うまでも無いだろう。
グローバル企業だからとは言え、時間厳守は世界基準だ。
ひととおり、EDKの紹介とアプリの紹介が終わり、会場はおさわりタイムと懇親会的な様相に。
早速LiveViewを手に取りイジりだす私。
しかし、正直焦っていた。
なぜなら、二つ目の悲劇はすでに起きていたのだ。
二つ目の悲劇
そう、「腹痛」だ。
急激かつ予想だにしなかった腹痛の大発生によりおさわりと懇親会どころではなかったのだ・・。
前日から、何か不穏な予感を感じてはいたのだが。
実を言うと、発表の最中、何度か危機にさらされていたをことを告白しておこう。
アンケートをカキコし、LiveViewを少しだけイジり、写真も数枚撮影させていただくと、頂いた水も飲みきることなくそそくさと会場をあとにした。
いや、あとにせざるを得なかったと言ってもいいだろう。
アンケートを受け付けのスタッフさんに渡し、会場を出ようとしたその時だった。
スタッフさんが私を引き止めた。
もはや臨界点に達しかけていた私にスタッフさんがある物体をさわやかなスマイルとともに持たせてくれた。
それは「HBH-IS800」というステレオ Bluetoothワイヤレスヘッドセット。
参加者へのプレゼントだったんだ。
その感動が私を不測の事態から救ってくれたことは言うまでも無い。
ありがとうソニエリさん。
ソニエリさんに借りを作ってしまった。
その分、EDKやxperiaなどの紹介を全力でさせてもらうぜ!
次回、もしも参加できるなら、発表する側で参加したいものだ。
参考リンク
・Sony Ericsson
http://www.sonyericsson.co.jp/product/docomo/so-01c/index.html
・Sony Ericsson Developer World
http://developer.sonyericsson.com/
※EDKダウンロード
http://developer.sonyericsson.com/wportal/devworld/downloads/download/timescapeextensiondevelopmentkitalltoolsanddocumentation?cc=gb&lc=en
・Android名古屋つくる部
https://groups.google.com/group/android-nagoya-tsubu?hl=ja&pli=1
・GIGAZINE『「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の靴が購入可能に』
http://gigazine.net/news/20080704_btf_shoes/
コメント