去る2010年10月5日にドコモから
「GALAXY S」と「GALAXY Tab」を発売するという
正式な発表がありましたね。
ついに!という感じですね~
だが、執拗にCaptivateの登場を期待していた
僕なりの意見を残しておきたいと思います。
GALAXYは悪くない!!
所詮結果でしかない話ではあるが、
まずドコモに対し一言、「惜しい!」と言いたい。
何が惜しいかは下記のとおりだ。
1.料金の話題が無い
2.本命以外の供給メーカーへ対し根回しをしていないっぽい
3.またしてもソフトバンクに一本取られた
4.未だにiPhoneをライバル視したような言動がある
5.Xperiaシリーズの発表が無かった
※全て僕の個人的かつ身勝手な言い分です。
そのため若干辛辣です。
1.料金の話題が無い
端末ではなく料金のプランとして他社料金プランとの
対抗策が無いのはご存知のとおり。
例:
ソフトバンク:iPhoneのパケット料金
au:IS01を二台目にした場合の基本料無料
「通信品質」などという言葉がいつまでも通用すると
思っているのだろうか。
2.本命以外の供給メーカーへ対し根回しをしていないっぽい
言わずもがな、HTC Desire HDの件だ。
Xperia(Sony Ericsson)を推すのは構わん。
Xperiaユーザーにとっても嬉しいことだ。
だが一方、HTCにも根回しをしておかないからいざというときに
こういうことになる。
しかもこれ、二回目だよねぇ?
ソフトバンクがえげつないとか言えないレベルだ、すでに。
9/15にもHTCは仕様を公開していたのに。
もししっかりと根回しをしてあれば
HTCは開発の段階でDesire HDとDesire Zを
ドコモのネットワークにも対応した仕様にしたはず。
販路を自ら限定することがどういうことかわかるよね?
今回のDesire HDは有機ELを使っていない。
4月のDesireの時のように過度な品薄にはなりにくいだろう。
余談だがかつてモトローラの端末も扱ってたのにね?
DROID Xとか話題やウワサすらないよね?
海外メーカーと上手~く交渉できないのであれば
国内メーカーに急がせるべき。
デザインだけでも出していかないと。
3.またしてもソフトバンクに一本取られた
HTCを軽視した結果がこのザマだ。
しかも予約開始日まで同じにされてるし。
その上、ソフトバンクはパケットを見栄えのよいものにしたよね。
あえてある程度自爆する展開にしているのであれば何も言うまい。
電波状況の良好な地域に住む人や、
電波とか気にしない、キャリアの乗り換えも気にしない人が
Desire HDとGALAXY Sを比較した場合、
GALAXY Sを選ぶメリットは、もはや無いと言える。
(デザインやサイズなどの好みは主観なので省くが。
個人的にはHDの方が好きです)
ところで実機の動画があった。
そうそう、有機ELか否かなどは一般の意識としてはどっちでもいい話だ。
実機を並べて展示することもありえないからそもそも違いがわからないはず。
4.未だにiPhoneやiPadをライバル視したような言動がある
もうやめようよ。
しつこい男は嫌われるだけだ。
iPhoneやiPadを話題に出せば
メディアもこぞってそれを報道する。
結果、GALAXYの知名度が上がる。
メリットはそれだけしかない。
逆に、「また言ってるわ」程度にあしらわれてしまう可能性もある。
「iPhoneキラー」などという言葉はもはや空回り極まりない。
はっきり言うけど、
機能や使い勝手を別としてiPhoneよりGALAXYを売り上げるには
Apple製品が日本で発売禁止にでもならない限り不可能だと思う。
それでもってGALAXY Sの端末デザイン。
普通のユーザーはろくに調べもせずこう言うだろう。
「(後追いの)iPhoneみたいなデザインのアレか」
iPadとGALAXY Tabについても同じだ。
「(後追いの)ドコモのiPadみたいなやつね」
iPhoneキラーなんて言い方をするから余計に
言われてしまうと思う。
もっとAndroidならではの部分を押すべきだと思う。
比較してどう?
・・などという話の仕方ではiPhoneという枠組みの中でのGALAXY Sでしかない。
可能性やできることを自ら潰している。
それも消去法的に。
「こうこうこうでこうです。
結果、他社スマートフォン(iPhoneとか名指しをせずに)と比較しここが優れています」
・・的な話し方の方が着実な成果につながると思う。
流行モノ、話題モノが好き、
自分で調べるという意識が少なそう~な
日本人の国民性をもっと考慮すべきだ。
ちなみに僕もしつこいが、もしもCaptivateを出していたら、
デザイン面での印象は払拭できただろう。
5.Xperiaシリーズの発表が無かった
Xperia miniやX8あたりに関しては、
すぐにでも日本での展開が期待できる仕様っぽい。
本来なら布石だけでもチラつかせるべきだ。
特にminiは「8月くらいに販売の発表→12月から2.1にしたうえで販売」
・・くらいのがんばりがあっても良かったんじゃないかと思う。
GALAXY Sの仕様でもわかるが、
2.2のテザリングを今後ドコモ端末では使えないだろう。
個人的に思っている2.2と2.1の大きな違いは
「テザリング」「SDカードへのアプリインストール」だ。
テザリングを禁止しているし、SDカードにインストールしなくてもいいくらい
内部ストレージ上げれば2.2も2.1もさほど変わらないとか、
ドコモは思っているかも知れない。
何が言いたいかというと、ユーザーは2.1を古いOSとしか思わないということ。
機能がどうとかより、「印象」「人気」が大きなファクターだからだ。
掲示板などを見ればOSのバージョンに過剰な反応が見て取れる。
2.1またはそれ以上のバージョンにアップできない可能性のある中庸的端末は
今のうちに出さなければ失敗する可能性が高い。
将来性が無いという「印象」を持たれ結局買い控えというシナリオだ。
一般ユーザーのほとんどがテザリングなんて
使わないだろうに印象だけが一人歩きするだろう。
(ちなみにこの事象はXperia発売の時点ですでに起きている。
そう、XperiaとDesireの比較だ。当時すでにXperiaは古いと散々言われてしまっていた・・)
最後に・・
こういう企業対企業の交渉などには
恐らくだが、それぞれの「企業体質」が少なからず影響すると思う。
そこで、どう取りまとめるか。
胡坐のかきすぎは自分自身の足を痺れさせることもあると言うことの
良い例だろう。
ドコモが完全体になってもなんかイヤだけども・・
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